生活をつづけること

日記置き場

20210110 不機嫌と冷凍ピザ

三連休中日。

 

昨日は起きたら夕方だった。目を覚ましてすぐにスマホで時間を確認して、そんなはずはないと思ったけどしっかり夕方だった。早朝に猫に起こされて、ご飯を上げた後そのままベッドに戻ったらしい。猫のベッドを確認すると、彼女もしっかり爆睡していた。導入剤無しで、こんな時間まで起きなかったのは久しぶりな気がする。

 

とりあえず起きていくと、自分の部屋でゲームをしていた家族に声をかけられた。

「おはよう。よく寝れた?」

私の家族は何というか非常に温厚で、他人に対して強制も束縛もしない代わりに自分にもしないで、というタイプの人間だ。自分にも出来ないことがあるからと、他人のそれを責める事もほとんどない。妻にあたる人間が、夕方までこんこんと眠って家事を済ませていなくても何も言わない。そんな人間の地雷を、昨日の私は軽々と踏み抜いた。寝起きの不機嫌さ、1日を無駄にしたという憤り、何も終わっていない事への苛立ち、というめちゃくちゃに自分本位な感情を八つ当たりしたのだ。

 

「そういうのいい加減にしてくれよ。ていうかもう止めるって言ってなかったっけ?」

以前からこういうことは何度もあった。その度に私たちは血で血を洗うような喧嘩をし、もうやめようね、という話になって終わるのだった。

今回は、私が途中で自分のしていることに気がつき、そのまま謝るという形で終わった。もう本当に自業自得だし、家族めっちゃごめん。

 

その後、二人してお腹が空いていたので早めの夕飯のような昼食を食べた。冷蔵庫にあった豆乳、たらこ、バターを使った豆乳たらこクリームパスタ。野菜を入れたくて、ソテーしたエリンギを入れた。ついでに、なぜか買っていた伊達巻も切って並べた。

 

食事の後は家族はゲームに戻り、私は本の続きを読んだ。この間買ってきた宮部みゆき氏の「お文の影」だ。

宮部先生は今までにいくつか時代小説シリーズを書いているのだが、この本はそれらの登場人物が出てくる短編集だ。本編と本編の間のミニストーリー(骨太)という感じで非常に面白い。中には、14年前に読んだ別の短編につながる話もあったりして、ファン冥利という感じだった。宮部先生は本当に面白いなあ。読み終わるのがもったいないので、少しずつ読むことにする。

 

夜のいい時間になった頃、空腹になった家族が冷凍ピザを焼き始めた。まだ昼間のパスタが胃に残っていたが、チーズの焼ける匂いにつられていくつか分けてもらった。業務スーパーで売っているピザだけど、薄切りのマッシュルームが沢山載っていておいしい。

明日はステーキソースが食べたい、と家族が言ったので買い出しにいくつもりだ。